徒然なる日記ブログ

日々の出来事や行動を徒然なるままに書いていきます

父親の誕生日

 いきなりこんなことを言うのもなんだが、私は父親がそんなに好きではない。

 

 ヘビーズモーカーで酒癖が悪く、酔うとうるさいし暴言を吐く。思春期ごろから鬱陶しく思うことが多かった。

 そんな父親にも、小さい頃は欲しいものをなんでも買ってくれたし、やりたいことはなんでもやらせてくれたし、大学まで行かせてくれし、私も人の子なのでここまで育ててくれたことに関しては感謝している。ただ、上述のようなことが日頃から繰り返されていると、その感謝の気持ちも薄れていってしまう。

 

 そんな父親の一大事が起こったのは昨年末だった。病気で半年近くの自宅療養となった。

 還暦を迎え、勤続約30年の中で初めてのことだったようだ。流石に心配したし、病気のことも調べてなるべく力になろうとした。けれども、身体に悪く医師にも止めるようにいわれた酒も止めようとせず、本当に治す気があるのかと、その姿勢に嫌気がさして距離を置くようになってしまった。父親も私の態度に気づいたのか、近頃は話しかけてこなくなって丸一日会話をしないのが普通になった。

 流石にこのままというのはむず痒いというかよくないというのは認識はしているので、何かのきっかけになればと今回プレゼントを買うことにした。

 給与をもらうようになったので、それなりにいいものを贈ったつもりだ(自分が使いたいくらい)。お互い「あげる」「サンキュー」という短いやりとりだったが、久々に会話した。まあこれから関係に変化があればと思う。変化があれば、と人事のようにいっているが、結局変化させるのは自分の行動次第というのも自覚している。

 

まあ、がんがってみるか。

 

 

おわり。